本記事ではイスタンブールの地下宮殿とトプカプ宮殿を紹介.どちらもイスタンブールの代表的な観光名所.そしてどちらもトルコの歴史を読み解くことのできる文化遺産です.
地下宮殿
貯水池として利用されていたこの地下宮殿,造られたのはなんと4世紀~6世紀の間.それが今でも残っているなんでびっくりですよね.しかも今でもこの貯水池には水が貯まるそうです.
地下に降りてみるとその空間の広さに驚きます.広さはなんと縦140m,横70m,高さ8m.この大きな貯水池によって多くの人の喉が潤されたそうです.
地上にチケット売り場があります.チケット売り場は一階建てで小さく,そんなに目立ちません(長い行列ができているため,違う意味で目立ちますが).狭い入り口を抜けて階段を降りると驚くほど広い空間が地下に広がっています.
私達は子連れ旅行だったのですが,係りの人は子供を見るなり優先して入れてくれました.また入り口付近でもベビーカーを運ぶのを手伝ってくれたりと,とても親切でした.
地下宮殿には200本以上の柱が立っています.この地下宮殿が発見されるまで,現地の人は普通にこの上に家を建てたりしていたそうでう.これらの柱が地下宮殿を支えていたんですね.
地下宮殿の中に一つ,行列のできている柱がありました.この柱の穴に親指を入れた状態で手を回転させて,一回転することができれば幸福になれるとのこと.みんなチャレンジしていました.
メドゥーサの首
地下宮殿で有名なものの一つにメドゥーサの首があります.宮殿の奥に進むと柱の下にメドゥーサの顔の彫刻が置かれています.
聞いた話によると,このメドゥーサは元々違う建築物の柱に使われていたそうです.そしてそれを切り取って持ってきたため逆さに設置されてしまったそうです.ほんとかどうかわかりませんが.
また地下宮殿の中にはカフェテリアもあります.あまり利用している人は多くありませんでしたが,緊急で何か必要な方は利用しましょう.
【スポンサードサイト】
【スポンサードサイト】
トプカプ宮殿
マルマラ海の前の丘に立てられたトプカプ宮殿.オスマン朝の支配者の住居として造られたそうです.
ここには側室の女性達の部屋や陶磁器が展示された部屋などがあります.とても広い敷地で,たくさんの展示物もあるので見ごたえがあります.
トプカプ宮殿の入り口.たくさんの観光客で溢れています.
入り口を進むと大きな庭が広がっています.写真に写る通路を進んでいくと右手にチケット売り場があります.チケットを買ったら更に奥に進んでいけます.
オーディオガイドもあるので詳しい解説を聞きたい人は借りていきましょう.
皇帝の門
アヤソフィアの裏に立てられた皇帝の門.1478年に建築されたそうです.この門を潜ると中庭が広がっています.チケットを買って中に入っていきましょう.
中庭の写真.敷地内にはたくさんの部屋があって,当時の生活の様子や使っていた陶磁器などが展示されています.
このような部屋がたくさん.それぞれ展示室になっています.
大きな建物の各部屋も展示室になっています.特に印象的だったのは当時使われていた宝石類.暗い部屋の中に眩しいほど輝く宝石群が展示されており,とても美しい空間に仕上がっています.写真を撮ることができなかったので,是非みなさんも実際に足を運んでみてください.
部屋のベランダ部分から外の景色を見ることができます.あまり高さが無いため,街を一望とまではいきませんが,イスタンブールの町の雰囲気は感じることができるはずです.
また,他の部屋ではトルコならではの模様が壁一面に描かれた部屋がありました.個人的にはその部屋が一番印象的でした.トルコの壁やタイルに描かれた柄(パターン)は唯一無二の美しさですね.
大きな敷地で,且つ見所がたくさんあるのでトプカプ宮殿はとても楽しめる場所だと思います.