僕はあまり馴染みが無かったのですが、フランスでは4月の後半に復活祭(イースター・Pâques)と呼ばれる日があります(4月後半と曖昧に書いたのは年によって日付が違うからです)。「復活」とは十字架にかけられ亡くなったキリストの復活を意味しているため、この復活祭はキリスト教の最も大切な祝日であるといわれています。
その復活祭では「卵」が誕生のシンボルとなっています。その卵は天からの贈り物とされていて、子供達がそれを探す、というのが誕生際の行司です。そのため街中のショコラティエやスーパーマーケットには卵の形をしたチョコレートが溢れています。
復活祭(イースター・Pâques)
復活祭は十字架にかけられて死んだキリストが、その三日目に復活したことを記憶するための祭です。キリストの復活ということで、キリスト教において最も重要な日であると位置づけられています。
この復活祭、英語では「イースター」と呼びます。この単語は聞いたことがある方が多いはず。フランス後では「Pâques(パック)」と言います。
日付
復活祭は4月後半に祝われます。より正確には「春分の日の後の満月の次の日曜日」です、つまりその年によって違います。日曜日が当日ですが、次の日の月曜日も休日になります。
行事
復活祭では教会で特別な礼拝が行われます。また、礼拝の他に、天からの贈り物である卵を子供達が探すという行事があります。復活祭において卵は「誕生・肥沃・復活・善意」のシンボルだそうです。ですので、この時期は街中にチョコレートでできた卵のお菓子が並びます。さらに、卵のほかにもウサギ、雌鶏、鐘の形をしたチョコレートもたくさん見かけます。みんなこれらを子供に買ってあげたり、家の中に隠して子供達に探させるようなことをします。wikipediaによると、卵は(天気が悪くなければ)屋外に隠されるそうですね。誰が一番多く卵を集めたか競争することもあるそうです。
昔はチョコレートでなくゆで卵を使っていたんですね・・・
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復活祭のチョコレート
卵とウサギのチョコレートです(ピントがボケていてすみません)。こんな感じでお店中にチョコレートが山積みになります。
子供達に贈るチョコレートですから、好きな種類を袋に詰めるタイプの売り方もしていました。ここにもウサギがいますね。
フランス・ニースにある素敵なショコラティエ・CANET
上のチョコレートが売っているお店は、フランス・ニースにあるCANETというショコラティエです。ここは本当に見栄えも味も良いチョコレートやケーキが売っています。後日、別の記事で紹介しようと思います、フランス・ニースへ訪れた際は是非立ち寄って見てください。
それにしてもフランスはチョコレートが多すぎる。。おかげで子供の目が常に輝いています・・・(笑)