前回の記事に引き続き,プロバンス鉄道で観光したときのことを書こうと思います.本記事ではアノ(Annot)という街を紹介します.ニースから電車で2時間ほど乗ると行ける街で,とても落ち着いた,中世の古い街並みが魅力なところです.また,レストランでは上の写真のような現地で作ったハムやキノコ,チーズを格安で食べることができます.
ニースから電車で行けるアノ(Annot)
ニースからプロバンス鉄道で行ける街・アノ(Annot).ヨーロッパ特有の古い街並みがとても綺麗です.また,自然に囲まれているため,様々なアクティビティ(クライミングやトレッキングなど)ができるみたいです.以下はアノの公式サイトです
電車に揺られて2時間ほど,のんびり乗っているとアノの駅に着きます.電車はちょっと長いですが,山の中を走っていくため景色がとても綺麗です.飽きずに過ごせると思います.
アノ(Annot)の駅.駅の建物からして古いくて雰囲気がありますね.駅には時刻表があるので,チェックしておきましょう.フランスあるあるですが,サイトの時刻表と最新の時刻表がずれていることがよくあります.季節によって変わったりもするので注意してください.英語,フランス語ができる人は駅の人に聞いておくことをお勧めします.
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中世の街並みが残るアノ
ヨーロッパには中世の古い街並みがそのまま残る小さな街がたくさんあります.アノもその一つ.アノは田舎にある,住んでいる人も少ないとても静かな街です.それだけに観光地化もほとんどされておらず,あるとしたら街の入り口にいくつかレストランがあるくらい.ニース近郊と言えばエズやサンポール・ド・ヴァンスといった鷲の巣村と呼ばれる街が有名ですが,このアノや前回紹介したアントルボー(Entrevaux)は若干マニアックですが落ち着いていて,観光地化されてなくてすごく綺麗です.
街の中ではこのような石畳の細い道を進んでいきます.建物は古いまま,でも内装は綺麗に直して実際に人が住んでいます.
街には泉がいくつかありました.春や夏はその周りに花が飾られているので彩もあってとても綺麗です.
ここは昔洗濯場として使われていたそうです.こういったものも当時のまま残っていますね.
教会もありました.小さな教会ですが,装飾や絵画がとても綺麗です.ヨーロッパの街の中には必ずといっていいほど教会があります.それぞれ個性があります.日曜日の午前中はミサで使われていることが多いですが,それ以外の時間は開放されており,中を見学することができるので,こういった街に訪れたときには是非教会に立ち寄ってみてください.
ちなみにこの絵ですが,左下にいる人だけ顔の特徴が違うと思いませんか?これはこの絵の購入者だそうです.そして購入した証として,顔を上書きで書いてもらったそうです.こういうことはよくあるみたい.現地の人に教えてもらいました.また別の教会へ行ったときには注意して見てみようと思います.
トレッキングもできる
街の入り口にはトレッキングコースを示した案内板がありました.以前も何度か紹介しましたが,南フランスのトレッキングはほんとうに綺麗ですよ.ニースの海も綺麗ですが,個人的には山が大好き.以下のリンク先に南仏のトレッキングへでかけたときの写真を載せたので是非ご覧ください.
料理も美味しい!特に山で作られたチーズが最高!
アノのレストランで食べたハム・チーズ・キノコの盛り合わせです.これで一人分です(笑).ハムはたくさん種類があって,どれも特徴的な味で美味しかったです.個人的には右上の写るチーズがとても美味しかったです.一見味が濃くてくせがあるかなと思ったのですが,そんなことなくて味がとてもマイルドでした.現地の人も山で取れるチーズの方が一般的に美味しいとのこと.田舎を訪れた際は是非現地のチーズを楽しんてみてください.ワインも忘れずに.
まとめ
アノはとてものどかな街です.ヨーロッパの田舎を観光したい方には是非お勧めです.街自体は小さいので2時間程度で回れてしまうと思います.私はプロバンス鉄道で,このアノの街と前回紹介したアントレボーの二つの街を一日で回りました.プロバンス鉄道には乗り放題の券があるので,一日券を買って,いくつかの街を回るのがよいかもしれませんね.アントレボーの記事はこちら